Beyond simple co-cultures: Development of complex tissue architectures in 3D

このテクニカルノートでは、ヒト組織を模倣する複雑な構造の作製を可能にする、96ウェルプレートベースの複雑な3D細胞培養モデルを紹介します。

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Overview

腫瘍微小環境(Tumour Microenvironment: TME)は、悪性細胞を含む様々な種類の細胞と細胞外マトリクス(ECM)からなる複雑な系であり、シグナル伝達分子や成長因子の影響を受け、腫瘍増殖に適したニッチを形成します。TMEは動的なリモデリングを受け、疾患進行中にECM組成と硬さが変化していきます。

このテクニカルノートでは、RASTRUM™ プラットフォームを用いたアプローチを紹介しており、高い精度の液滴プリント技術によって、標準的な96ウェルプレートで複雑な構造を作り出すことが可能となりました。RASTRUM™ を活用し、空間的に分けられた個別のマトリクス環境で細胞を培養することによって、特定の研究課題に合わせた様々なプリント・ストラクチャーが可能となりました。このアプローチにより、がん細胞間の複雑なダイナミクスや、がん細胞の遊走、微小環境の理解を深めることができます。

Highlights

このテクニカルノートでは、RASTRUM™プラットフォームの以下について説明します。

  • 腫瘍関連細胞を別々の環境に配置することによって、生体内構造を模倣
  • マトリクスの組成と硬さを調整することにより、腫瘍微小環境を再現
  • 同一ウェル内、異なるマトリクス環境における細胞の表現型とマトリクスとの関係

DEVELOPMENT OF COMPLEX TISSUE ARCHITECTURES IN 3D TECHNICAL NOTE

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